年表(あゆみ)

年表(あゆみ)

グアム島ジーゴ又木山々麓は、日本守備軍(小畑中将軍司令官)玉砕の地であります。この由緒ある地に、太平洋戦域に散華した50万余柱の英霊を合祀する表徴的慰霊塔と平和を祈る家を建設し、諸霊位を慰め、世界の恒久平和を祈念するものです。

年表
1965年7月31日~8月14日(昭和40年)
南太平洋戦没者遺骨収集並びに慰霊法要にために仏教協会はグアム、パラオ、ペリリュー、アンガウル諸島を歴訪。グアム島カルボ神父は、太平洋戦没者慰霊委員会(委員長 植木光教・参議院議員)に対し、南の島々に放置されている日本人戦死者の遺骨収集と慰霊碑の建立計画に努力するよう要請。その頃、日本各地で「戦友会」が結成されるようになる。
1965年8月20日(昭和40年)
太平洋戦没者慰霊委員会の同意を得たカルボ神父は、時のジョンソン米大統領に対し、日本人戦没者の慰霊公苑建設の承認申請書を提出。
1965年10月25日(昭和40年)
ジョンソン米大統領は、カルボ神父の申請に対し「日米民間人の協力によって建設される慰霊公苑は、日米両国の親善と友好のため、また世界の平和のためにも、誠に意義深いものがあると信ずる……」との賛意を表明し、激励の書簡を寄せた。
1965年11月11日(昭和40年)
カルボ神父が来日し、グアム平和慰霊公苑建設について、植木光教参議院議員と協力関係で具体的な打合せを行う。
1966年1月27日(昭和41年)
日本政府外務省は、公文をもってカルボ神父に対し、本計画の推進と努力に、深い関心と感謝の意を表明した。
1966年5月12日(昭和41年)
現地法人設立発起人日本代表団(団長・植木光教議員、巌谷勝雄浄土宗祐天寺住職、高橋隆天大本山川崎大師平間寺貫首)が、グアム島を訪問し、日米合併の公益法人(サウス パシフィック メモリアル アソシエーション)設立書に調印し、即日グアム政府の承認を取得。
1966年7月7日(昭和41年)
(財)南太平洋戦没者慰霊協会設立。ジーゴ村にてグアム平和慰霊公苑の日米合同建設起工式。南太平洋戦没者慰霊協会、仏、基合同慰霊法要、仏教会導師、日本国政府、全国グアム島戦友会など参加。
1966年10月1日(昭和41年)
(財)全日本仏教会、(宗)日本カトリック中央協議会、(財)日本遺族会、(社)日本経済団体連合会等が、本協会事業の後援団体となった。
1966年11月10日(昭和41年)
厚生省収援第140号をもって、財団法人南太平洋戦没者慰霊協会設立が認可された。(理事長 参議院議員 植木光教)
1969年4月10日~13日(昭和44年)
南太平洋戦没者慰霊塔、上棟式。仏、基合同慰霊法要、仏教会導師。
1970年6月22日~24日(昭和45年)
ジョンソン米大統領並びに日本政府から承認のあった太平洋戦域における全戦没者を合祀する表徴的慰霊塔及び納骨堂がグアム島に完成。 完成落慶除幕式。仏、喜合同慰霊法要、仏教会導師。
1977年7月22日~23日(昭和52年)
南太平洋戦没者33回忌 仏、基合同慰霊法要、仏教会導師。グアム島ボダリオ知事より南太平洋戦没者慰霊協会植木光教会長に名誉市民の称号を授与。
1977年9月20日(昭和52年)
第17回理事会は南太平洋戦没者追悼の会(名誉会長・竹田恒徳殿)と統合することを議決し、「ソロモン平和公園」建設事業を行った。
1981年10月23日(昭和56年)
グアム平和慰霊公苑で我無山平和寺地鎮祭
1981年10月25日(昭和56年)
ソロモン諸島戦域の戦没者約20万余柱を合祀する慰霊塔及びソロモン国のシンボルである「漁夫」の銅像を建設ソロモン平和公園を完成。
1982年9月2日~6日(昭和57年)
グアム平和慰霊公苑内我無山平和寺完成。日米合同仏基合同落慶式、日本国政府関係者、戦友会など多数参加。
1982年9月25日(昭和57年)
グアム平和慰霊公苑を整備し、苑内に我無山平和寺を完成し、僧侶を派遣常駐させた。その後1998年4月(平成10年)より僧侶常駐を中止。
1984年4月14日(昭和59年)
マレイシア連邦・サバ州ラブアン島に「ラブアン平和公園」の建設事業を完成した。
1988年(昭和63年)
グアム平和慰霊公苑に於いて慰霊祭を執り行い植樹を行なった。
1991年2月9日(平成3年)
グアム平和慰霊公苑入り口にモニュメントが完成し、除幕式と慰霊祭を執り行った。
1992年5月11日(平成4年)
グアム解放50周年記念日米(仏教、キリスト教)合同慰霊祭を執り行い、グアムは勿論の事、日本やアメリカからも多数の人々が参加され、盛大に行われた。同時に慰霊品の展示を行い、特に昭和17年に上陸作戦の戦闘で犠牲になった島民のために、慰霊碑を建立した林中佐の遺徳をグアムの人々に伝えた。
1993年4月19日(平成5年)
303部隊のグアム島戦没者慰霊祭と「天女の像」除幕式を行なった。
2007年10月28日(平成19年)
グアム平和慰霊公苑完成40周年にわたり、全国グアム島戦友会と合同慰霊祭(マリア観音フェスティバル)が催行された。 以後、S.P.M.A.(南太平洋戦没者慰霊協会)主催の慰霊祭を毎年執り行っている。
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